2006年11月07日

ありがとう、そして・・・

恐れていた日がとうとう来てしまった。

「趣味は何ですか?」との質問に、

何のためらいも無く、『競馬です』

と答えられる私ですが、

その出会いは幼少期、父に連れて行かれた

道営競馬に始まりますが、

自主的にと言うと

高校時代のオグリキャップかな。

引退レース、有馬記念の感動は

今の自分を決定づけたと言っていい。

大学時代はイブキマイカグラにハマる。

小さな馬体で綺麗な栗毛、

南井騎手のガッツも格好よかった。

そしていろんなレース、

いろんな馬を見ることになるが、

馬券は惨敗続き。

就職したら馬券代を好きな馬につぎ込みたい!と、

一口馬主の世界を知る。

優駿、ラフィアン、ウインなど

候補が数多くある中、シルクを選ぶ。

パンフレットで一頭の馬に惹かれる。

その馬こそ『シルクディヴァイン』。

今でこそダート◎の

父フォーティーナイナーの知識は無く、

母カシワズプリンセスは

南関東で活躍した事は資料で知った。

3歳秋(今で言う2歳)デビューが決まる。

当時仕事も多忙を極め、

土日も無く働いていた。

静内サティの誕生祭の打合せに行った帰りに

競馬研究で馬柱を確認、一番人気を知る。

今ならもっともっと喜んでいただろうな。

ともあれ、福島競馬場、新馬戦1200M

沢昭典騎手で無事デビュー。

結果は4着だったが、満足だった。

その後も善戦を続け、4戦目で初のダート戦へ。

ナント大差勝ち!

500万下の昇級戦も圧勝し、

競馬ブックの総評欄には「ダートは鬼」の評価。

ウレシかった。

その後重賞ユニコーンSにも出走、

夏は札幌で1000万下のオーロラ特別を快勝、

冬は有馬記念の直前の8R準オープン、

フェアウェルSを9番人気で競り勝つ。

一口馬主の夢を次々と叶えてくれた。

あの頃の私には『生きる喜び』を感じさせてくれ、

しかも心の支えになっていたと言っても

決して言い過ぎではないだろう。

それから丸二年、致命的な怪我はないものの、

休養に入る。長かった。尾形センセ〜!

復帰後はまた善戦を繰り返すが、

再び1着でゴールを駆ける事は無かった。

そして2004年1月、

最も得意な中山D1800Mで

9着と敗れ無念の引退。

しかし、ダート実績や若い馬体を買われたのか

岩手競馬で第二の人生を歩む事になる。

オメデトウ!

一口馬主という枠は外れたが、

君を応援する気持ちには

少しの変わりも無かったよ。

そして岩手では伸び伸びできたのか

勝ち星も多数あげた。

何より怪我無くコンスタントに

出走してくれた事がウレシかった。

しかし、世の中に永遠なんてものはない。

彼の事だって例外ではない。

今年に入り、人気を背負い惨敗。

直線で往年の伸びが一切ない。

高齢ということもあり、

最近はある程度の『覚悟』はしていた。

岩手競馬のホームページを見るのが怖かった。

そして今日。。。

その日はやって来た。

データベースで情報がナイ。

『登録抹消』の事実を知る。

何だろう、この虚空感。

もちろん競走馬は経済動物であり、

結果が出なければ非情な選択を

されてしまうことはわかっている。

わかっているんだ。

でも。。。



私にとって、競馬人生のひとつの時代が終わった。

極めて短いとされる競走馬の一生で、

彼は8年もの間、喜怒哀楽を与えてくれた。

もちろん喜びが圧倒的に多い。

長い間ありがとう。

本当に、本当にありがとう。

また、君のような優駿に出逢えることを祈って

サヨウナラ・・・
posted by ibuki at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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